その他の活動

3つの主要な活動領域(大学・学生向け、企業・経営者向け、自治体・地域向け)以外にも、実務科教員、研究者・実践者として様々な活動に取り組んでいます。

学会活動、市民活動・実践団体での役割、執筆・出版、メディア出演、研究助成金獲得、ポッドキャスト配信など、研究と実践を社会に還元するための多面的な取り組みをご紹介します。

学会活動

研究者として、複数の学会で役職を担い、学術的な議論と実務界への還元の両方に貢献しています。

・日本実務教育学会 副会長(2025年6月〜)
・日本インターンシップ学会 常任理事(2025年9月〜)
・日本インターンシップ学会 東日本支部 支部長(2025年6月〜)
・グローバルビジネス学会 理事(2020年7月〜)
・一般社団法人 社会人基礎力協議会 GP中部地区 実行委員長(2022年4月〜)

主な所属学協会

日本インターンシップ学会、人材育成学会、日本キャリアデザイン学会、グローバルビジネス学会、日本労務学会、地域活性学会 など

市民活動・実践団体での役割

私の活動の原点は「社会人と学生が協働・共創する場」にあります。研究者としての立場だけでなく、地域の実践団体・NPO・スタートアップとの実践を通じて、「ボンディングシップ」を体現する場づくりを継続的に行ってきました。

そして、これらの市民活動・実践現場での経験は、プロボノ・パラレルキャリア・兼業・越境学習・市民活動と地域価値創出といった研究テーマへと発展し、複数の論文として発表しています。「実践と研究の往還」は、私の活動を貫く方法論です。

NAGOYA×FOREVER ─ 活動の原点

会社員時代(東和不動産・経営企画部所属)に、ボランティアで立ち上げた社会人と学生が協働する団体です。名古屋を拠点に、世代や立場を超えた対話と協働の場を生み出してきました。

この活動を通じて、組織の枠を超えた人と人の結びつきの価値、市民活動が地域に生み出す価値、そして大学のパブリックスペースが地域連携の場として果たす可能性を実感し、後の研究と実践のすべてにつながる原点となりました。

▶ 関連論文:「大学のパブリックスペースにおける新たな地域連携のあり方 ─ 名城大学社会連携ゾーンshakeにおけるNAGOYA×FOREVERの事例より」(21世紀社会デザイン研究学会, 2018年・査読付き)

NAGOYA×FOREVERの実践を、大学の社会連携空間における地域連携モデルとして分析した論文です。市民・社会人・学生が出会う「場」が、大学と地域社会の架け橋として機能する可能性を実証的に提示しました。

▶ 関連論文:「市民活動における地域の価値創出について ─ 名古屋地区の市民活動団体事例によるトポスデザインの考察」(地域デザイン学会誌, 2017年・査読付き)

NAGOYA×FOREVERを含む名古屋地区の市民活動団体の実践事例から、市民活動が地域に新しい価値を生み出すメカニズムを「トポスデザイン(場の価値創出)」の視点で分析した論文です。市民活動が単なるボランティアではなく、地域社会のイノベーションを生み出す重要な担い手であることを示しています。

株式会社UNERI アンバサダー・外部アドバイザー(2020年2月〜現在)

名古屋本社のインパクト投資・社会起業家支援の会社である株式会社UNERIで、特に初期段階で、アンバサダー・外部アドバイザーを務めています。

UNERIは、社会課題解決型スタートアップの支援を行う会社で、創業期の起業家・若いイノベーターへの伴走支援を中核事業としています。インパクト投資の手法でスタートアップを支援するベンチャーキャピタル「UNERI Capital」の運営や、行政連携事業も展開しています。

NPO法人 たすけあい名古屋 理事(2018年6月〜現在)

名古屋を拠点に、地域の助け合い・支え合いを実践するNPO法人で、理事を務めています。地域コミュニティの基盤づくりに、長年継続的に関与しています。

NPO法人 まちづくり刈谷 理事(2023年6月〜現在)

愛知県刈谷市を拠点に、市民・行政・企業の協働によるまちづくりを実践するNPO法人で、理事を務めています。地域の課題解決とまちの未来づくりに、地域住民と共に取り組んでいます。

刈谷市は、私が厚生労働省「職場における学び・学び直し促進シンポジウム」で講演登壇した地域(2025年10月)でもあり、地域の経済界・市民活動の双方に深く関わっています。

NPO法人 G-netを中心にチャレンジ・コミュニティ・プロジェクトとの長年の協働

地域中小企業のインターンシップ・プロボノ・ふるさと兼業を全国に広めてきたNPO法人G-netとは、研究と実践の両面で長年協働してきました。長期実践型インターンシップ、ふるさと兼業、地域の人材エコシステムの構築など、多くのプロジェクトをご一緒しています。

パラレルキャリア・プロボノ・兼業に関する研究

私のキャリアは、銀行員 → 経営企画(不動産会社) → 大学教員 → 大学運営者という軌跡を描いてきましたが、その過程ではいつも、本業の傍らで市民活動・NPO理事・社会起業家支援などの「越境的な活動」を継続してきました。

このようなパラレルキャリア・兼業・プロボノの実践経験が、次のような研究テーマへと発展しています。

▶ 関連論文:「中小企業への越境学習と中小企業にとっての被越境学習」(商工金融, 2024年・招待論文)

「越境学習」を一方向ではなく双方向の現象として捉え直す試みの論文です。社会人や学生が中小企業へ越境する際、越境者自身の学びだけでなく、受け入れる中小企業側にも「被越境学習」と呼ぶべき重要な学びが生まれます。パラレルキャリア・兼業・プロボノが中小企業にもたらす意義を、新しい概念で言語化しました。

▶ 関連論文:「社外のプロボノを活用した地域の中小企業の価値創造プロジェクト ─ NPO法人G-netによるふるさと兼業の事例より」(地域活性学会, 2020年・査読付き)

NPO法人G-netが運営する「ふるさと兼業」の事例から、社外のプロボノ人材(本業のスキルを社会貢献に活かす人材)が、地域中小企業の経営課題解決にどう貢献するかを実証分析した論文です。プロボノ人材の介在が、中小企業の事業改革・人材育成・地域貢献の3つの軸でどのように価値を創出しているかを明らかにしました。副業・兼業時代における新しい働き方と、地域中小企業の経営革新を結びつける可能性を示した先駆的な研究として、関連分野で広く参照されています。

▶ 関連論文:「中小企業によるプロボノを活用した協働の考察 ─ NPO法人G-netによるシェアプロの取組み事例より」(日本労務学会全国大会研究報告集, 2018年)

産業構造と働き方が変化する中で、中小企業がプロボノを活用してどのように協働を生み出すかを、NPO法人G-netの「シェアプロ」事業の事例から考察した論文です。中小企業の人材戦略における新しい選択肢として、プロボノ活用の可能性を提示しました。

研究業績の詳細(全52本の論文)は researchmap (https://researchmap.jp/imanaganorihide) をご覧ください。

著作・出版

▶ 『長期実践型インターンシップ入門』(編著)ミネルヴァ書房, 2024年3月

長期実践型インターンシップの設計・運用について体系的にまとめた入門書。大学・企業・コーディネーターのそれぞれの視点から、実践のためのノウハウを集約しました。発売以降、多くの教育機関・企業の関係者に読まれています。

▶ 『共創の強化書 ─学び成長し続ける自分の作り方─』(共著)中央経済社, 2023年3月

「共創」をキーワードに、個人と組織の学び成長を促す方法論を解説。自身は1章、2章、7章、終章を担当し、共創を実践するための基本姿勢と方法論を執筆しました。

▶ 『最新インターンシップ』(共著)学文社, 2023年1月

インターンシップの理論と実践を網羅的に扱った書籍。「企業から見たインターンシップ」の章を担当し、企業視点でのプログラム設計と実装方法を執筆しました。

▶ 『企業のためのインターンシップ実施マニュアル』(共著)日本能率協会マネジメントセンター, 2021年4月

中堅・中小企業の経営者・人事担当者向けに、インターンシップの実施手順と成功のポイントを解説したマニュアル。第2章〜第5章を担当し、実践的な手順を執筆しました。

▶ 『経営専門職入門 ─幸福をもたらす社会ビジネスデザインとは─』(共著)日科技連出版社, 2021年3月

経営専門職人材に求められる素養と実践力を多角的に解説した書籍。「協働・共創による外部資源を活用した実践経営」の章を担当しました。

これら以外にも、学術論文やレビュー記事として、複数の専門誌・ジャーナルに執筆を継続しています。

メディア出演・取材

研究と実践の社会還元として、様々なメディアでの取材・出演に応じてきました。

主なメディア掲載

・月刊『先端教育』(2021年2月)「頑張る人が報われる社会へ 実務家教員として『実践』を続ける」
・マイナビ キャリアリサーチLab(2024年2月・3月)「プロボノとはなにか」前後編
・教育人財開発機構(2021年4月)「座学と体験を往還する教育で、大学と社会の架け橋に」
・Indeed(2022年1月)「インターンシップを成功に導く プログラムの設計と学生との接し方」
・Indeed(2022年1月)「採用はもちろん、社内の人材育成にも役立つ インターンシップのメリット」
・another life(2020年6月)「頑張る人が報われる世の中をつくりたい。学校・企業・地域の枠を超え、実践する大学教員」
・ミライシップ INTERNSHIP×大学(2021年・3部作)「日本初の経営専門職学科は20単位のインターンシップが必修」
・NHK名古屋放送局「ナビゲーション」(2021年11月)「新たな学びを切り開け!〜ポストコロナの学生生活〜」
・NHK東海「おはよう東海」(2021年11月)「長期インターンシップの流行と留意点」
・中部経済新聞(2022年3月)「地域企業への長期実践型インターンシップ」

研究実績や活動の社会的価値を、様々な切り口でメディアに取り上げていただいています。

研究助成金獲得

研究を継続的に発展させるため、複数の助成金を獲得しています。

▶ 篠原財団 助成金 195万円(2025年3月〜2026年9月)

研究テーマ:「過疎地域の長期実践型インターンシップ」

過疎化が進む地域における長期実践型インターンシップの可能性と実践事例を調査・分析し、地域人材戦略への応用可能性を研究しています。

▶ 公益財団法人 電気通信普及財団 研究調査助成 200万円(2022年4月〜2023年3月)

研究テーマ:「オンライン環境での共創空間の可能性 ─ Cue Dream PJにおける実証研究」

オンライン環境を活用した共創空間が、関係人口創出や地域活性化にどう貢献し得るかを実証研究として分析しました。

▶ 科研費 基盤C(共同研究)(2025年4月〜2027年3月)

研究テーマ:「ジョブ型雇用に結びつく専門職大学の実習への実務家教員の役割」

専門職大学制度における実習・インターンシップの設計と、実務家教員が果たす役割を研究するプロジェクトに参画しています。

ポッドキャスト「ノリノリのインターンシップ大冒険」

2024年より、NPO法人G-netの棚瀬規子氏とともに、インターンシップに関するポッドキャスト「ノリノリのインターンシップ大冒険」を配信しています。

研究と実践の現場の声、最新の動向、企業や学生の生の体験談などを交えながら、楽しく学べるインターンシップ番組です。経営者・人事担当者・大学関係者の皆様にも、現場感のある情報源としてご活用いただけます。(現在は更新ストップ中ですが、過去のエピソードはお聴きいただけます)

学会・著作・メディア・研究連携・市民活動・パラレルキャリア・社会起業家支援に関するご相談など、このページに記載の活動領域でのご相談を承っております。

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