ご挨拶
イマゼミにお越しいただき、ありがとうございます。
このたび、開学前から数年間にわたって、設立の準備に関与しておりましたが、2026年1月より、2026年4月に開学したコー・イノベーション大学(Co-Innovation University、略称CoIU)に、共創学部 地域共創学科 教授 / 事務局長として着任しておりますので、改めてご報告申し上げます。
なぜCoIUへ ─ これまでの軌跡が一本の線として
CoIUへの着任は、私にとって、振り返ってみると、これまでの経験すべてが一本の線として結ばれる場所だったからです。
銀行員から不動産会社の経営企画、岐阜大学の特任助教、名古屋産業大学の准教授へ。そして長期実践型インターンシップの研究と実践、地域での市民活動、産学連携プロジェクトの数々。
一見バラバラに見えるこれらの経験は、振り返ると、すべてが「地域と若者と企業が共創する場をつくる」という一つのテーマに収斂していました。
これまでの活動と、CoIUとの関連性
各経験を簡単に振り返ってみます。
実務家教員としての理論と実践の往還
岐阜大学(2016年〜)、名古屋産業大学(2019年〜)で、ビジネスの実践経験と研究の理論を往還する「実務家教員」として教育・研究に取り組んできました。日本初の経営専門職学科の立ち上げにも参画しました。
長期実践型インターンシップ(地域での実践)
研究と実践の中核テーマ。学生・企業・大学・地域が共創する場としてのインターンシップを設計・運用してきました。2024年には編著『長期実践型インターンシップ入門』(ミネルヴァ書房)を出版しました。
NAGOYA×FOREVER(対話の場、共創)
会社員時代に立ち上げた、社会人と学生が協働する団体。すべての原点であり、その後の研究テーマ(市民活動と地域価値創出、共創の場づくり)の出発点となりました。
Uターンと地域への深い関わり
大学卒業後、東京での銀行員生活を経て、生まれ育った名古屋にUターン。地域に根を張ってキャリアを築く決断は、その後の産学連携・市民活動・刈谷でのまちづくりなど、地域に深く関わる活動のすべての基礎になりました。
博士論文「地域イノベーションを生み出す場」 ─ 理論的基盤
これらすべての経験を理論的に整理したのが、2021年3月に岐阜大学工学研究科で取得した博士論文「若者と地域企業の協働において地域イノベーションを生み出す『場』」です。
地域イノベーションは、特別な一人の天才が生み出すものではなく、若者と地域企業が深く関わり合う「場」の中から、創発的に生まれる。私はそう考え、事例を実証的に分析しながら、地域イノベーションを生み出す「場」のメカニズムを解明しました。この博士論文の知見が、その後の理論的基盤として、関心事項として行動に変化するようになっています。
大袈裟な言い方ですが、私の頭の中からは、CoIUはこの「地域イノベーションを生み出す場」を、大学のあり方そのものとして体現する挑戦だと見えています。
様々な特徴がありますが、特に私の中で大きいキーワードは、共創・理論・対話・実践の4つです。
共創を生み出すために理論を学び、対話を通じて深め、実践で確かめる。そして実践から再び新しい問いが生まれ、理論が深まる。この循環こそが、私が長年大事にしてきたものだと改めて感じています。
引き続きご指導とご支援をいただきながら、共に学び成長する、頑張る人が報われる世の中をつくるため、研究と実践を続けていきたいと思っています。また、新たな領域や可能性にもチャレンジしていきたいと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
今永 典秀

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