越えた先で、何が生まれるのか。自分の人生で実験しています。
私は2012年から、名古屋でNAGOYA✖FOREVERという市民活動を続けてきました。会社員をしながら、立場の違う人が集まって話す場をつくる。当時は越境という言葉も知らないまま、面白いから始めたことでした。
そこで起きたことが、いまの私をつくっています。まちづくりのボランティアとして地域に関わることも、大学でインターンシップを新しく実装することも、私にとっては同じ一つのことです。立場の違う人と、やってみないとわからないことに一緒に手を伸ばす。壮大な共創の社会実験であり、私個人の挑戦でもあります。
当事者として場に立ちながら、起きたことを記録し、問いを立て、研究にする。アクション・リサーチと呼ばれる方法です。実験から学んだことを、次に始める人に返していく。それがこの実験室の役割です。
この越境の積み重ねは、形にもなりました。11年の会社員経験と、その外側で続けてきた越境の経験。その両方があったから、いま私は大学で教員をしながら事務局長を兼務しています。越えた先に何があるのかは、言葉で説明するより、自分でやって示したいと思っています。これは決して自慢をしてるわけではなくて、何か新しい境界の先を自らも切り開いていきたいと思っているということの宣言であります。
共創とは何か
共創という言葉は、いま驚くほど多くの場所で使われています。企業と顧客の価値共創、行政と市民の協働、大学と地域の連携。分野ごとに違う意味で使われ、ときに「みんなで一緒にやる」以上の意味を持たなくなっています。
この実験室では、共創を立場の違う人が、一人では届かない結果に一緒に手を伸ばすこととして扱います。大事なのは、参加する人の立場が違うことと、成果が事前にはわからないことです。答えが決まっている仕事は、分担であって共創ではありません。
(私自身、日本で唯一の共創を大学の名前とする。共創=コー・イノベーション大学で、働いております。この大学での共創という定義や、共創という世界観も重要なものですが、自分なりに、どんな「共創」が大事かを考えることも大事だと思っています)
なぜ「実験室」なのか
私は研究者であると同時に、場をつくる実践者です。2012年から名古屋で市民活動として対話の場をつくり、いまも地域で共創のコミュニティを運営しています(していきたいと思っています)、サポートしたり研究したり・・・・。
共創の研究は、外から観察するだけでは足りません。自分で場を立ち上げ、人を集め、続かなかったら理由を考える。その繰り返しでしか見えないものがあります。だからここは資料室ではなく、実験室です。
何をこのサイトに掲載していきたいか?(今後の展開)
越境の入口カタログ プロボノ、ボランティア、副業・兼業、地域活動。それぞれ何が得られて、何がハードルなのかを並べました。一歩目を探している方へ。
場のつくり方 続く場と続かない場は、何が違うのか。博士論文で整理した6つの要素を、実践者向けに発信していきたいと思います。
研究と成果 共創に関する論文、助成研究、共同研究の一覧です。
社会実験ログ いま進行中の実験の途中経過を、公開していきたいと思います。
理論と実践のあいだ
共創について一緒に考えたい方、研究にご協力いただける方は、お気軽にご連絡ください。